花粉症ご愁傷さまです
マイケルです。2回ほどアメリカの事ばかり書いたのであまり続くと反米派マイケルと言われそうです。今日は世間で苦しんでいる人が多いのでマイケル流、花粉症対策の巻にします。僕は反米マイケルではなく、新保守派と呼ばれる輩と、共和党、ブッシュ政権に対しての発言です。この辺の輩に関してはまた書くつもりです。本題に入ります。まずは、ちょっと教科書みたいだけど底辺の部分を書きます。つまらない人は後半からどうぞ。
花粉症:どのようにして起こるか?体の中で何が起こってるの?
春先、秋口に舞う花粉や猫の毛、カビなどのたんぱく質が体に入ると異常なまでの抗原抗体反応を起こす体質。これが花粉症を引き起こしている。医学的には、人間が持っている5種類の炎症の中の、1型炎症に属し、喘息なども含まれる。これは、体にある防衛組織(Antibody)抗体で(Ig.)イミュノグロブリンが、免疫として、それぞれ、IgG, IgA, IgM, IgD, IgEの5種類あるのですが、花粉症は、このIgEが関与した1型アレルギーす。
日本で最も多いとされるのは、杉花粉によるものです。
簡単に、流れを説明すると、呼吸や、目の粘膜などから進入してきた花粉などの抗原に、本来防衛団として存在する軍団が関与する。まず免疫(IgE)イミュノグロブリンEが、抗原に結合。抗原抗体複合体を形成。その抗原の情報が、マクロファージと言う貪食細胞を介して組織修復に重要な役割をしているマストセル(肥満細胞)に伝えられると、マストセルは、ケミカルミディエーター(炎症媒介物質)を放出。その、物質が血管の拡張や透過性を促進することにより目、鼻、喉のかゆみ、鼻水、くしゃみ、など引き起こす。このケミカルミディエーターには、代表的なものとして言葉としては一般にも良くしられた、ヒスタミンがある。故に、その増えすぎた炎症媒介物質自体を抑える為、抗ヒスタミン剤を飲むのである。この炎症媒介物質には、他に、セロトニン、ブラドキニンなどがある。また、参考までに多核白血球より、より多く放出される、炎症媒介物質には、SRSが(スペシャル・リング・サイドではない。Slow Reacting Substanceで直訳は、ゆっくりと作用する物質。)平滑筋を収縮させ、喘息の症状や、アトピー性疾患にともなうあらゆる症状を引き起こす。原因となる、この杉花粉の大きさは、通常0.02ミリ程度なので、鼻の粘膜に付着してほとんど気管支までには到達しません。外因として、杉が東京周辺で増えてる事や、車の排気ガスなどの公害が拍車をかけているといわれていますが、内的原因としてここ20年でより、食事が高たんぱく、高脂肪になっていることもあげられます。また、東洋医学では、肺と腎臓、すい臓、胸腺の機能の低下もこの環境にこうしたアレルギー反応を起こしていると考えられています。よってそれらの臓器の機能回復をねらった食事も考えましょう。
花粉には、杉のほか、かし、こなら、しらかば、かもがや、、ながはぐさなどで、秋には、ぶたくさがあります。
症状は、水のような鼻水(上記にも記しましたが、血管の透過性が増している為体の水分が流出してくる)くしゃみ、結膜の充血にかゆみ、鼻の粘膜の腫れ、鼻つまりなどです。
治療は、勿論抗原の無い所に行けば症状はなくなります。毎年カリブの島あたりで日本の春先裸でビーチにごろっとして5月下旬頃帰ってくればこの症状で悩む事はなくなります。でも、そうも出来ないのが我々の宿命。そこで体質改善です。西洋医療の減感作療法も人によってはこうかがあります。但し、デメリットは、時間がかかり定期的な注射。そして効果も100%ではない事。では、気長にマイケル流食材で体質改善(治療ではない!)をしていきましょう。まず、常に基本にあるバランスの取れた食事。ここでは、特に、免疫力を高める、カロチンを多く含む、にんじん、小松菜、春菊、ほうれんそう、などアクティブにメニューに取り入れていきましょう。また、消化器系が弱い人も、花粉症の被害者になりやすいとの事なので消化器を強く肺腎臓機能を良い状態に保つ、はと麦、ねぎ、ブロッコリー大根、ウド,フキも食べましょう。ウドの大木と言われるように背が高いばかりで柔らかいので柱にならない頼りないものとして扱われますが、実際は、薬効成果の多い素晴らしい食材です。今亜鉛欠乏症が問われていますがその亜鉛をおおくふくみ、タンニン、マグネシウム、酵素、ビタミンB2,とCもはいっています。また食物繊維も多く便秘にも効果的。そして水分を多くふくみおまけに低カロリー。ただ、アクが強いのが玉にキズ。皮を剥いて水にさらしてから煮物何か良いと思います。ただ、そのアクの部分は結構食欲増進効果があるので、少量生でチャレンジしてもOK。あとは、天ぷらなら生でもアクを感じません。ただ若干高カロリーになってしまうので現在、体重調整している人にはすすめません。健都のお勧めは、ウド一本を厚めに皮むき、3センチほどに切る。皮は千切り。酢水につけておく。しばらくして、なべに、ウドだけ移しさっと茹でる。黒ゴマをすり、大匙4杯〜5杯みりん、砂糖少々,醤油、にがり入り塩少々、だし汁でたれを作り、ウドと和える。という事で和え物です。腸を冷やすのは、その期間中は特に厳禁。アイスにビール、清涼飲料水など冷蔵庫から肉体内に直行みたいなものは良くない!アルコールも刺激炎症を増長させる。花粉症の時ビール飲むとさらに症状が悪化した経験は誰にもあるはず。夏野菜もトマトなどは、体を冷やすので注意。
次回は、簡単に出来るアマロセロピーや、指圧などの手当てを紹介します。
マイケルM.金子
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>> DATE :: 2003/03/15 Sat
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